真鍮とアルミの豆皿は、坂野友紀さんという現代の作家さんのものだそうな。
わたくしはとんと疎くて存じ上げなかったが、どうやら人気の方のようだ。
そんな世間に名の知れた方の作品を、無名且つちんけな古モノ屋の店内なぞに置くとは、作家さんの御名を穢すようで甚だ心苦しいのだが、そこはそれ、古モノ屋稼業の宿命、モノがこっちに回ってきたのであるから致し方あるまい、自由経済の原理に則って今日のおまんまにありつくために店頭に並べさせてもらおう。
勿論うちは、店主独自の眼力で選んだ作家さんの作品を、作家さんと直接交渉して取り扱い店に並べるハイセンスなお店とは遠くかけ離れた、何度も言うがちんけな古モノ屋、自身の作品がonsaに置かれていようことなど、坂野さんは知る由もない。
ちなみに、ガラスのほうも作家さん然としているので、さぞ名のある方のものかと。
ただ、底部に銘が刻まれているが読めず、且つ何度も言うがそのへんには疎いので、
どなたの作品かはわかりませぬ。
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