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by onsa-brother

3月11日、7年

嗚呼、今年も今日という日が来た。
その年に生まれた子は、この春小学生。
7年前の今頃、乳飲み子のいたお母さん、またその家族は、
子供のことを第一にした、ぎりぎりの、
そして、瞬時の、切実な判断を迫られていたことに
今日初めて思い至った。
子を守るためには、これまで積み上げてきた生活一切の様々なことなぞ何の意味もなく、
それらを一瞬に捨てて、逃げなくてはならないという決断に迫られるかもしれないということ。
子を持ったことのない私には、そのような感情を持ったことはない訳で、
東京にいた7年前の今日、そしてそれからの少しくの間、
なにか周りの妙な空気感の中、非日常の日常を、仕事をしながら、
孤独に過ごしていて、そこから逃げるなどとは微塵も思わず、
状況がよくなくなっても、俺はもういいかな、たとえこのまま死んじまっても、
と思っていたものだ。
同じ時期に同じ年頃の子供を持った母親が、悲惨な場所にいるその母親の
心情を自身のこととして想像でき、慮る。
すごいと思う。
そういった視点を、私が持つことは到底できないので、
だから、そんな話を聞くことができた今日が、切なくもあり、
頼もしくもあった。
思いもよらず世界が一瞬で変わってしまうということが、良くも悪しくも起こりうる、
そのことに備えていなければならない覚悟と決断が必要であることを感じた
今年の今日であった。









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by onsa-brother | 2018-03-11 20:40 | ・雑記