昨日早朝から車で仕入れに出かけた。
山越えをした訳だが、早朝の山道、下り坂カーヴの路面が凍っていて滑ってしまい、危うくガードレールに激突となるところであった。
昔友人三人と軽のワンボックスで冬の北海道、道南、道東辺りを東京から下道で車中泊、雪中キャンプ、知人のところに泊めてもらったりしながら旅したのを思い出した。寒冷地仕様ではないそのボロ車の車内は寒く、簡易なキャンプ道具での野宿は結構きつくて、歯磨きのためにコップに汲んだお湯は、口をゆすぐころ表面には薄氷が張っていた。広島まで徒歩で平和行進をしたりするお坊さんが自身で建てたお寺や、倉本聰のゴーストライターを自称する男が金がないので宿代替わりにと書きつけた文章が壁に残る宿屋に泊めてもらったりもした。道東でノーマルタイヤにチェーン位では見込みが甘く、崖から落ちそうになって通りかかった車にウインチで引き揚げてもらったり、滑って擁壁に激突するなどを何度となく繰り返して、途中見つけた中古タイヤ屋でスタットレスを購入、なんとか事なきを得た。まったくサバイバルとも呼べない無謀でまぬけな旅であった。
仕入れも滑り気味、帰りの山道はちょっとした吹雪、車は軽トラ、これじゃあ、あんまり変わっておらんではないか。