古もの家具や器、小物などを扱う古道具屋です。近況、最新情報をお知らせします。


by onsa-brother

カテゴリ:・雑記( 217 )

無題

暑い夏は、ジッポーライターに充填したオイルを思いの外早く気化させるので、不経済だ。
吸いたいときに、じ、じっ、という情けない火花を散らすのみで火が点かなかったり、
仮にうまくタバコが吸えたとしても、息苦しくってまずくってやってられぬ。
暑い暑いとばかり言っておっても暑さがつのるのみなので、言わないように我慢していても、
そんなもんはへったくれとばかりに暑さは押し寄せてくるので、もう逆にそして半ばキレ気味に
「あぁ、くそ暑い、くそ暑い、ばかやろう!」と大声で叫びたい衝動にかられたりする。

世の中の気分というものに腹が立つ。
その気分に自分も乗っかってしまうからだ。
本来世界は美しいはずであるから、美しい均衡で成立しているのであろうから、
それでよい、それがよいのかもしらぬが、なにかこう、操り操られなどという意味ではなく、
なにか釈然としないもやもやっとしたものを、そのままにしてしまう自分に腹が立つのだ。
気付かぬうちにふわっとそこへ寄せてしまう自分であればまだましなのだが、
どこか自身で気付いておりながら、それはあまり本意でないと認識しながら寄って行ってしまっている、
そんな自分に腹が立つのだ、要は中途半端なのだ。
どうあろうと美しいはずであろう人生も半ばをとっくに過ぎているのに、その美しさを知らず、
世界に対してどう振舞ってよいかも未だ分からず。

あの片側3車線の交通量の多い秩序がないようで実は存在する道路を渡るのに、
まずは左だけを見て道の真ん中まで渡り、今度は右だけを見て反対側まで渡り切るというコツを掴むまでに1年以上を要した。
通りの名を覚えるのは尚困難で、東西南北を認識するのは更に困難、タクシーをつかまえ、
酔いにまかせて感覚だけで行き先を告げ、へんてこりんなやりとりをしながら目的地の女郎宿に辿り着けたのは、ほとんど奇跡であるとしか言いようがないのだ。
あの夏とこの夏の気温はほぼ同じで、違いは湿度のみで、日陰に居ようとじとじと暑く不快なのか、日陰に入ればからっとしていて以外に心地よく過ごせて、という違いにおいて、どちらを選択すればいいのかということは、おそらくはできないのだろう。
数年前にいた場所の雑踏は、もう質が変わっていて、わたしの好きだった場所ではなくなっているだろう。

10年のパスポートももうすぐ期限切れか、或いは期限を既に過ぎてしまっているだろうと思う。
あぁ、暑い暑い今年の夏。







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by onsa-brother | 2017-08-10 18:41 | ・雑記
昨日の美過疎市、台風5号の影響が心配されましたが、
後半少し雨に降られながらも無事帰ってこられました。
お越し頂いた方々に感謝申し上げます、暑い中わざわざのお越し、有難うございました。

玉川んドリームを夢みて一攫千金、億万長者にという野望は、近づく台風の影響で断続的に吹く風とともに脆くも去りぬ、でありました。
ならばせめて少しでも得をしてやろうと貧乏根性丸出しで、当日無料開放となった玉川近代美術館を見学しましたが、ここではおのれの芸術的素養が皆無であったことが露呈するのみであり、転んでもただでは起きぬ訳にもいかず、且つ転んだ後、起き上がる術を知らなかったことに気付くという体たらくでありました。

ですが、今回展示されていた松本竣介の「B婦人像」はよかったです。






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by onsa-brother | 2017-08-07 17:14 | ・雑記

さらっと。

みておると、さらっと軽やかであるひとたちが多くいます。
わたしは、どろっとしておりますので、羨ましいです。
わたしも軽やかにさらっと行きたいものですが、無理だろうな。
湿度のある情念のようなものが、いつもわたしの動きを重く鈍らせ、邪魔をするのです。
なんだか前時代的な日本人を、一瞬自分の中にみてしまいます。

疲れましたので、今日は久しぶりにもう寝ようと思います。
みなさま、よい夢を!、おやすみなさい。






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by onsa-brother | 2017-07-30 22:38 | ・雑記
昨日の新町ナイトマーケットにお越しの方々に御礼申し上げます、有難うございました。
今治土曜夜市の切れた先に立ったマーケット、夜市とまた少し違った雰囲気で楽しめました。
ワインやビール、美味しいおつまみを飲食しながら楽しむ愉快なひとたちの中、
今回は大八車でなく、現代の文明の利器、自動車で品を運んで参ったものですから、
ヘビの生殺しのようにアルコールを摂取できない自身の身の上に、
地団駄を踏みながら奥歯を噛みしめておりましたが、それを除けば、
所場代と楽しみ代分は稼げたのでよかったです、首を吊らずに済みました。
なんにせよ、プラマイゼロというのがいいのかもしれませんな。
みなさま、ありがとうございました。






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by onsa-brother | 2017-07-30 19:18 | ・雑記

汚れっちまった悲しみに

世界と関われば関わるほど、自身が汚れていくのがよくわかる。
それは、関わる世界が要因なのではなくて、私が弱いからに他ならない。
あぁ、嫌だ。私は私を嫌悪する。
汚れてゆく自身を嫌悪しつつ、では、初めの私が清らかであったかといえば、
そうではない。
はじめからわたしはよごれていてそのどあいがますばかりなのだ。
あぁ、いやだ、いやだ。
わたしはわたしをけんおする。
うすよごれてうまれついたわたしは、せかいとかかわりながら、
さらによごれていく。
じょうかの方法はもはやない。
これから何年、わたしはこうして汚れてゆくのだろうか。
汚い自分に嫌悪しながら、この存在の有様をどうするかの、なす術も分からず、
ならばせめて、汚れてゆく速度を、遅くする方法はあるだろうか。
それを見つけることはできるであろうか。







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by onsa-brother | 2017-07-14 21:17 | ・雑記

殺生

昨日の夕方、自宅の庭の椿の木にソフトボール大になったスズメバチの巣を撤去。
美しいマーブル模様。
美しくはあっても、こちらからしてみれば、日々の生活に支障があるのと、
且つそのまま放置しておいては怖いし、
ということで、てめえ勝手なことで遂行したのではあるのです。
翌朝(今日の朝)、小雨の中、撤去後のその付近に3匹のスズメバチが、あるであろう筈の巣を求めて
飛んでおりました。
あぁ、わたしは昨日、こちらの都合で、そして、美と日常を天秤に掛けて、
そして、日常の安全を優先して、殺生をしてしまったのだなと、改めて思い至りました。
巣の張り付いた椿の枝を切り落としたことで出来上がったなんとも云えぬ不自然で小さな空間を、
さも、あれ、おかしいな?、という体で舞い飛ぶその3匹のスズメバチを見ながら、
このハチたちは、この後どうするのだろう?、居るべき場所の無くなって、作るべき家の無くなって、
途方にくれるのだろうか?、今日は、明日は、どう過ごすのだろうか?、と思いました。
わたしは、わたしが、彼らのその状況を昨日のほんのわずかな時間のうちに、
あっという間に一変させてしまったことにいたたまれなくなりました。
それでも、わたしはわたしで、自分の都合で生きていかなくてはならず、
そういった有様にも何か言い訳のような切なさもこみあげてきて、
だけどそれは、薄っぺらな独りよがりにしか思えなくて、
じゃぁ、どうすればよいのだ、と、半ば自分で自分を責め、且つ自身にきれるような気持ちになったり、
息苦しくなり、なんだか、生きてゆくのは本当に辛いものだなと、変に達観した感満載で、
自分で自分を慰めてみる感情が起こる瞬間があったりと、
それに気付くと、自己嫌悪に陥るのみなのです。
あぁ、明日の朝もその付近を飛ぶスズメバチを見かけて、わたしは落ち込むのでしょうか?
昨日をやり過ごし、生きて今日もここいら辺りを飛んでいてくれたのだなと、
少しだけ自身の罪から逃れるように、そんな心もちになって、安心するのでしょうか?








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by onsa-brother | 2017-06-28 21:47 | ・雑記

無題

きょうもきょうとて、つっかれましたぁ。
寝酒に一杯、ちょうだいいたします。
がんこいってつのお酒ですかぁ、ちょうだいいたしますぅ。
ははは。
くぅ、くぅ、くぅ、すびばせんねぇ、おやすみなさい。
ではまたあした。たすけてぇ~~ぇ。







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by onsa-brother | 2017-06-26 23:46 | ・雑記

たび感

旅の空、の感じが好きだ。
しかし、ここ数年はその感情にも変化があって、できれば何処にも行きたくない。
決して此処が好きだから何処にも出掛けて行きたくない、という訳でもない。
不確定要素があるから、旅は私を魅了していたのだが、今はちと違う。

いま若者の間ではヒッチが流行っているのだという。
(ほほ~ん、そうなのか)程度で、別になんら他に抱く思いもない。
ただ、女の子の場合は危ないから気を付けないといかんよ、
もっというと、女の子のヒッチはいけませんよ、と思うくらいだ。
若いひとたちのそれらは本人たちの判断で、そんなこたぁ、知ったこっちゃなくて、
だって私も散々、訳の分からない論理で、訳の分からぬ行動で、訳の分からぬ旅をしたのだから。

それはさておき、中年になった今の自身における旅感を思ったとき、これはもう、どうもいかん。
不確定要素がだめになってきた。
予定通りに、その通りに行程が運ばなければいけないというのではない。
下調べして、想像した通りの感動がなければだめだという、わがままなものでもない。

結果が求められているのだ、自身が自身に対して要求する結果が。

旅自体の本質、目的が変わってしまったのだ。
もっといえば、自身に対する旅の概念自体が、かつてのそれとは違うのだ。
要は、結果が伴わないそれは、私にとって、もはや旅ではない。
あくまでもそれは、今現在の私としての旅の概念ではあるのだが。
簡単にいうと、いまの私にとっての旅とは、ドサ周りの感じの旅だ。

落語「猫の皿」のハタシのようではいかん訳で、高麗の茶碗を見事せしめるか、
或いは、抱えたゴミを、これはいいものだと価値を見出してくれた他者に、
それなりに納得して引き取ってもらわなくてはならぬ。
それには、ある程度の推察、想像、想定、落としどころ、の青図が描かれておらんくてはならなくて、
だがしかし、今の私にはそれがない、実力不足なのだ、勘どころがよくないのだ。
もはや、思いがけないハプニングや、想定外に起こった面白い出来事などには全く興味はなく、
ある程度の想定内に収まった中で旅が展開され、結果が伴っていないとだめだ。
帰ってきた後の生活に影響するからだ。
目的があってそれを遂行するために出かけ、ある程度の結果をもって帰ってくる、
それが今の私にとっての旅なのだ、なんともつまらないね。
だがそれが今の私にとっての現実であるのだ。

呑気な旅を続けたつけが回ってきているのだとも言える。
呑気な旅は、生きて帰って来られたのならば、楽しくって、思い出に残って、それはそれでよいのだが、
実は何も残さなかったのだからね。

ゴールデンウィークに旅行に出かける人たちを横目に、いいなぁと羨ましく思いつつ、
だが私は結果を出さなければいけない旅を、不確定要素の中でしなければならん。
不確定要素が大きいので結果が出る確率は低い。
あぁ、つまらん、できれば出かけたくないのだな、でも、出かけんくてはならん。
出発前の重い荷物以上の重い荷物を抱えて帰って来なくてはならぬ状況だけは避けられることを願って。









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by onsa-brother | 2017-05-02 21:35 | ・雑記

福島と今治

今日、少し前に結婚した友人が奥さんを連れて店を訪れてくれた。
友人と言っても私よりも随分と若くって、知り合ってから4年程しか経っておらぬ。
密な関係性があるという訳ではないが(ジェネレーションギャップというもんがあるんでね、
おじさんのわたくし、ついついくどくどと説教がましく、したり顔になる自分が容易に想像でき、
それがはばかられて、遠慮がちの距離感を推し量りながらの友人関係。)、
事ある毎の交流が印象深い存在だ。
そんな彼が、すらっとして美しい女性を連れ合いとしたのだから、なんとも羨ましい。
奥さんとは、出席した手作りで素晴らしかった結婚披露パーティーで1度会っていて、
店には今日初めて来店頂いたものだ。
彼女、福島の女性で、それで真っ先に思い浮かぶのは、6年前の3月11日。
なにやら時事ネタのようになるので嫌なのだが、そのこととは全く関係ない。

彼らについ、東京に居てのその日とその頃の負に感じた出来事の話をしてしまい、
「東京でそんなだったのだから、福島でのそのトラウマたるやさぞ、・・・。」
などとつまらぬ言葉を発してしまった自身が、なんたる薄っぺらであったことかと自己嫌悪しているところだ。

「あの日以来、わたしも含めて深呼吸が出来なくなってしまったというひとが周りにも多くいました。」と彼女。
「でも悪いことばかりではないのです、あの出来事をきっかけに、それまで内向的であった私は、いまという時間の大切さを実感して、外に出ていくようになり、そして多くのそれまでではあり得なかったであろうひとたちとの交流、つながりを持つことができました。」
と言った。

彼女の最初の言葉は、東京で孤独を募らせたその時の私の感情が、誘導尋問のようにひっぱり出してしまった負の発言。
ふたつめのそれは、負もあれば正もあり、陰もあれば陽もある、悲しみもあればそれと同時に喜びもあるという表裏一体を表していて(水戸黄門の歌のように)、
小さなことにも暗い部分ばかりをみてしまう陰気な私を蹴散らかしてしまう、
大きな悲しみを抱えつつの、それでも前を見て生きようという正の言葉であるのだ。
彼女の笑顔はとても素敵で美しかった。
友人である旦那の笑顔も。
私の下卑た笑顔なぞとは全く逆のものだ。
明日も私は、同じ下卑た笑いを笑うのだろうが、今日のそれとは、少しだけ違っているような気がする。





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by onsa-brother | 2017-04-30 21:37 | ・雑記

無題

グレゴリー・ベイトソンに憧れ、
行きたかったナロパ・インスティテュートを想っていた
20代の頃、
ダブルバインドに頭がくらくらしていた。
深夜の図書館に潜む自身の姿をも思い描き、
同時にぴりぴりともしていて、
桜の今頃、孕んだ猫をいじり倒す酔っ払いサラリーマン5人ほどの
グループに無性に腹が立って、絡んでいったらぼっこぼこ、
空いた酒瓶で頭をかち割られ、
血染めとなったフードのミリタリーコートを着たまま、
3日間を自室のベッドの上で過ごした。
そういった気狂いの時間はもう、おそらくは訪れないのだろう。
とち狂った季節、ぼくのシーズン。







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by onsa-brother | 2017-04-10 22:33 | ・雑記