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by onsa-brother

夕暮れの闇



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今年に入って正月以来初めて、今日一日、自身のオフにした。
今の商売を始めたとき、プライベートは基本的に二の次にしようと私自身決めたのだけれど、決して忙しい訳ではないのだけれど、このところとても疲れてしまって、自分が自分に対して、こりゃいかんと思って、まだそう思えるうちにと思って、今日は休もうと決めたものだ。
合間をみながらやらんとなと思いながらも、できずに山積みになってしまっている個人的なことの幾つかをやろうと思った。
そのうちのひとつが、小学5年のときに始めたサッカーを通して、高校を卒業するまでいろんなことを学ばせてくれたコーチと、高校時代のサッカー部の一年上の先輩の墓参だ。
サッカー部の先輩の死は、半年程前に知ったもので、自宅からさほど遠くない場所にお墓があるということを聞き、曖昧な情報をもとに推測しながら、うろうろと探し、一時間ほどをかけてようやく探しあてた。
彼とは、深い付き合いがあった訳ではなかったのだけれど、不思議な魅力をもったひとで、ことあるごとにふと思い出したりして、東京に出て15年ほど経ったころの当時、原宿の東郷神社で開かれていた蚤の市に出ていたとき、美しいイギリス人の奥さんを連れて客として来ていた彼に偶然再会したりする不思議な縁のある存在であった。「また連絡をくれよ。」と言って連絡先の電話番号を教えてくれ、また会おうと言って別れた。その後、私が彼に連絡をすることはなく、生前の彼に会うのはそれが最後であった。
三宅一生の事務所で何年か働いた後、仲間数人とデザイン事務所を立ち上げて、世界を飛び回っていたのだと聞く彼とは、電話を掛けて、すんなり会うということはできなかったが、線香のみを供えて、手を合わせながら、「ジュンくん、元気にしてる?、僕は、あんまり元気じゃないんだ、だからこのまんまだとだめだなと思ってここに来たよ。あのときの羨ましかったジュンくんの有様に、もう一度僕もがんばらんといかんなと思わせてもらうために。ほんとうにいま、しんどいんだ。ジュンくんはそんな僕になんていうのかな、だめじゃあーん、がんばりなよぉ、と、いつものにやにや顔で、しれっというのかな。」
そんな、今日の夕暮れの闇、青い青い夕暮れの闇。







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by onsa-brother | 2015-03-08 22:54 | ・雑記