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by onsa-brother

あとの三日月の明け


阪神淡路大震災から20年。

震災が起きたその日、私はその当時住んでいた東京の自室に居て、昨晩から朝にかけて一晩中眠れず、テレビをつけたまま、凍らせたとろとろのズブロッカをあおりながら、絵を描いたり、詩を書いたりしていた。

突然目の前に映った映像で見る震災のようすは、湾岸戦争のときの感覚と同様に空々しく感じたことを覚えている。

その時、そのようなことをあれこれと書きつけたはずだ。

大学の友人の家族も何人かがなくなった。


今日一日をふと思うと、早朝出先で、偶然ばったり会った犬を散歩中の知人が連れていたその犬は柴犬で、その犬を撫ぜ、抱きしめ、キスを交わしたのは、全くの無意識であった。

そしていま私は、ソウル・フラワー・ユニオンの「満月の夕」を口ずさむ。


飼い主をなくした柴が、同胞とじゃれながらみちをゆく

解き放たれ全てを笑う 乾く冬の夕

ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る

ヤサホーヤ 焚火を囲む 吐く息の白さが踊る

解き放て いのちで笑え 満月の夕


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by onsa-brother | 2015-01-17 21:36 | ・雑記