古もの家具や器、小物などを扱う古道具屋です。近況、最新情報をお知らせします。


by onsa-brother

画家の画材入れ


ツクツクボウシが鳴いている。
子供の頃から、鳴き終わり(?)のあたりが「とっぽじぃじょぉー、とっぽじぃじょぉー・・・。」と聞こえてならず、今日も外で作業中、鳴き声を聞きながら、頭の中ではとっぽじぃじょを合唱していた。


以前ランドスケープの仕事をしていたせいか、地歴について思いを巡らす癖がある。
地歴とは、地形や気候などによるその土地の持つ独自の特色、そしてその特色によって生まれ育まれた特有の文化と理解している。(意訳かもしれません。)
場の記憶、或いは、場所性と言い換えてもいいかもしれない。(学術的根拠はありません。)

最近、香川の知られた画家が使っていたという画材入れに使用されていた小引出しを手に入れた。(その画家がなんという人かはあえて訊かなかった。)
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この2つの小引出しを見て、わたしはこれらが置かれていたその画家のアトリエを想像した。
昔から、そして未だにアトリエというものに惹かれてしまう。
勿論わたしは絵なぞ描けないし、立体造形物を作ることもできないので、アトリエはわたしにとって無用の長物であるには違いなく(強いて関連付けるならば、建築やランドスケープでもアトリエ系と言われる事務所があって、設計系のアトリエというものを含めれば、全く無関係ではないかもしらんが。)、なんと言おうか、アトリエという概念に憧れているのだ。
さておき、この2つがあったアトリエはどのような空間であったか。
天井は高かったか、開口部は大きかったか、或いは薄暗かったか、雑然としていたか、整えられていたか、都市の中にあったのか、郊外であったか、人々が集う交流の場だったのか、制作に没頭する為の、ひとを寄せつけない孤独な闘いの場であったか。
そして、画家はそこでどのような絵を描いていたのだろうか。

モノが地歴や人歴(という言葉があるか分からぬが、また、あったとしても正しい使い方かも知らぬ。)を意識させてくれるのは、古道具屋というこの商売のおもしろさのひとつである。
そしてまた、それらのモノが次の人の手に渡ったとき、そのモノによってそのひとによって、新たにどのような地歴が生まれ、人歴が作られていくかを想像すると、わくわくするのだ。

という訳で、私物にして道具入れで使おうかと思ったのですが、古道具屋の仕入れで入手したのに本末転倒、やはり商品にすることとしました。

W315×D318(330)×H445  sold out ありがとうございました。
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前の持ち主によって黒とライトブルーのツートンに塗装されています。(好ましい配色!)
つまみも付け替えられています。

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W265×D302(314)×H221(269)  sold out ありがとうございました。
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キャスターが後付されていますが、外さずにおきます。


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by onsa-brother | 2014-08-24 00:00 | ・商品